ご挨拶
患者様からより高い評価、信頼を得るため
新たな挑戦を続けております
あおい調剤薬局株式会社
代表取締役 古江 輝紀
30年以上前は、薬学部の卒業生の殆どは、製薬会社に就職するか病院に勤務するという時代でした。私は病院薬剤師となり、来る日も来る日もひたすら工場のように処方せんに基づき正確に、スピーディに薬を調剤する毎日でした。薬学部で身に付けた知識などは殆ど使うこともなく、「これでよいのか?」と空しさを積もらせていく毎日でした。
それから30年が経ち、まだ十分な評価とはいえませんが、病棟薬剤師や調剤薬局薬剤師が社会の中で活躍する場ができ、それに呼応するかのように2006年には6年制薬学制度が始まりました。やる気になれば、十分に自分たちの修学した内容を患者様や社会に十分還元できる時代になってきたのです。昔から考えると夢のような変わり様です。
弊社「あおい調剤薬局」は、1980年、埼玉県川越市に10坪の調剤専門薬局として産声を上げました。当時は全国的にも処方せん調剤専門の薬局は少なく、患者様から「どうしてこんな面倒なことをするのか?」、「病院でお金を払ったのに、どうしてまた薬局で薬代を払うのか?」等の質問に答えるのに追われる日々でした。現在は、さすがにそのような質問はありませんが、決して患者様の薬局に対しての評価が高いわけではありません。全国アンケートによると、「薬局でお薬をもらいたい人」は25%、「病医院でもらいたい人」は25%、「どちらでも良い人」が50%です。まだまだ、薬剤師には患者様の心をつかむ努力が不足していると思われます。
現在、弊社では「どのようにしたら患者様からより高い評価、信頼を得ることができるか?」を常に念頭に置き、在宅やターミナルケアのための訪問薬剤師やドライブスルーサービスなど、新たな挑戦を続けております。